犬神づくりの話についても、家筋を差別するためにつくられたデマの類ではないかと筆者は考えていたのだが、犬の首を切るということに関しては、それなりの出典根拠はあるらしいことがわかってきた。
そう考えるきっかけになったのは、犬頭霊神という祭神を知ったことによる。
これは三河国碧海郡の糟目神社に合祀される神で、次のような縁走藍勧督云えられています。
文和2(1353)年のこと、上和田城主の宇都宮泰藤は狩りのために同地を訪れた。
ある大樹のもとで休んでいたところ、急激な眠気に襲われ、うとうととすると、連れていた白犬が激しく吠えだして、泰藤に飛びかかりそうになりました。
泰藤は犬を厳しく叱ったのだが、彼が眠ろうとすると、また吠えかかってきます。
ついには体の上に躍りかかってくるのをやむをえずその首を切り落とした。
すると、犬の首は宙を飛んで大樹の上に至り、巨大な蛇をかみ殺して落ちた。
犬は大蛇が泰藤を襲おうとしていることに気づいて吠えていたのだった。
泰藤は忠犬を殺したことを悔い、この地の社に祀って犬頭霊神とした、というのです。
この縁起から、かつて犬の頭を神に供える風習があったのではないか、という想像は容易に成り立つでしょう。
そして話はそれますが、一般的な普通の占いの占いはこちらがいいらしいですよ。ここが(´▽`)