釧路博物館
釧路圏と呼ばれる、海岸線・国指定天然記念物の釧路湿原・阿寒国立公園などを対象に資料収集した自然・人文科学を網羅する総合博物館である。物はタンチョウが翼を広げた姿をイメージして作られた。設計は毛綱毅曠によるもので、1984年に第36回日本建築学会賞を受賞している。
特に、国内で唯一繁殖する国指定特別天然記念物のタンチョウ生息地・釧路湿原の関係資料が豊富。釧路市の天然記念物指定「キタサンショウウオ」や国の特別天然記念物の「タンチョウ」をはじめ、釧路の自然や風土、歴史など約4000点の展示品で紹介している。
湿原に遺存する特有の植物・鳥獣・魚類、たとえば、氷期の遺存種キタサンショウウオや寒地、暖地性の昆虫資料など、湿原の生い立ちや先史時代から近世までの大地の歴史を物語っている。常設展示では、「サウンド・スケープ一音の風景一」という音楽で各展示のテーマを表現する試みがなされている
また、考古資料にも特異なものが多く、国指定史跡の東釧路貝塚は縄文時代から近世アイヌ期までの複合遺跡で出土の遺物や墓、住居趾、平安末期のもので市指定文化財の星兜などもある。